8月 14
電気ショックを受け続けた犬が、自ら逃げ場を求められなくなることを、逃げ場を失った子どもと置き換えて前回に書きましたが、躾と虐待は周囲からはもちろん親にもその違いがよくわかっていない場合があります。
多くの人は自分もそのように育てられたからという理由で子どもを躾けています。
してはいけない理由を優しく微笑みながら、さとすように語れる親はそう多くないでしょう。
私たちの親も私たち自身も欠点だらけの人間、神ではないのですから…。
大声で怒鳴る。体罰する,性霸2000。これらのことは度を超すと虐待ですが、親であればだれでもが経験しているでしょう。
私自身3人の息子を育てていて、幼い子がポットやストーブをさわって火傷しそうになったときなど、手の甲を叩いて「これはさわってはダメ! アッチッチだよ!」とか、少し大きくなった息子が兄弟げんかのあげくに物を投げたりしたときはお尻をぶったりしたときがあります。
もちろん大声で怒鳴ることはしょっちゅうでした。 叱る理由が正当ならあまり落ち込みませんが、こちらが理不尽にしかりつけた場合は自己嫌悪に陥ることもしばしばでした。そんな時はかならず後で「さっきはゴメンね。お母さんイライラしていたね」と謝るようにしていました。
叱られた理由がはっきりしていて、子どもが自分でも「まずい!」と感じる場合は叱られても子どもの心の傷にはなりませんが、親の都合でその都度叱る理由が変わっていては、深く傷ついて「自分は親に愛されていないのでは」と勘ぐってしまいます。ましてやそれを躾などといわれては、子どもはこの世の常識というものを学んでいくことができません。
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